2009/08/03

Final Presentation 最終プレゼンテーション

ついにワークショップ10日目、最終プレゼンテーションの日を迎えました。午前中はどのグループも朝から準備に大わらわでしたが、各スタジオは昨夜の雰囲気とはうってかわって、制作物を「見せる」場へと一変しておりました!本当は、このWSで生み出された全ての作品について言及したいところですが、おおざっぱに状況だけをお伝えします。プレゼンテーションの順番は次の通り
Group 3 → Group 4 → Group 2 → Group 1


Group 3
リーダーの松原さん率いるこのグループは、中間講評に引きつづき、キュレーションされた展示を見ているかのような雰囲気でした。グループほぼ全員が参加した映像作品の他に、一人もしくは数人で制作をしているものも多くあったのですが、その全てが繋がって一つの作品になっている印象でした。


Group 4
スタジオに入ると、まずは簡単なエクササイズの指示からスタート。これはあとの作品にも関係する重要なポイントだったのですが、おかげですっきりした気持ちで、各自のプレゼンテーションを聞くことができました。チューターからは、ぜひこのまま手を入れて、作品の完成度をより高めてみては?との言葉もありました。


Group 2
対話にこだわり、最終的な制作物は、「IS THIS A WASTE OF LIFE?」と書かれたカードを、様々な人・場所に配った時の写真を壁一面に貼ったものと、その写真+時間の推移と自殺者の数をカウントダウンしたものが合わさった映像作品、そして真ん中のテーブルの上には、様々なメモ書きや飲みかけのペットボトルなどが雑然と置かれ、対話の時間がそのままの形で残され提示されていました。プレゼンでは、参加者それぞれの真摯な発言に共感を覚えましたが、チューターからは、最終制作物についての賛否両論も。


Group 1
大小のブラウン管テレビモニタが8台、円形に配置され、参加者が個人またはユニットで行った屋外でのパフォーマンス映像とその音声がそれぞれ流れているという、ノイジーな空間。ラストは、アメリカ出身でロンドン大学の学生の中では最年長者のクラドーさんによる、言語をテーマにしたパフォーマンスで終了。彼の演説内容は今回の協働プロジェクトを非常によく表しており、笑いとアイロニー入り交じる最後にふさわしいプレゼンテーションでした。


ということで、短かったような長かったような10日間の協働スタジオワークショップが、無事終了しました。この10日間、4人のグループリーダーの方々は、グループをまとめるのに本当に大変な日々だったのではないかと思います。本当にお疲れ様です!そして、参加者のみなさんも、言語や文化の違いをヒシヒシと感じつつも、最後までやり遂げて下さったこと、運営スタッフとして嬉しい気持ちでいっぱいです。
10日間の時間と経験が、今後のみなさんの活動に何らかの形で繋がっていくことを、期待しております。
本当にお疲れ様でした!

↓その他の画像も見る
0802 Final Presentation


● On Site Lab 2009、10日間のWeb Albumはこちら
http://picasaweb.google.com/onsitelab2009

なお、このワークショップについては、TWSが行っているその他の環境関連事業と共に、後日カタログを作成し掲載される予定です。お楽しみに!

長内(コーディネーター)

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